「それって、別れた方がよくない?」 今朝あったことを話すと、浅倉 麻実(アサクラ アミ)ちゃんはそう深刻そうに、声を発した。 「うん、…だけど好きなの。」 「だけど、私もう、梨花の悲しんでるところなんか、見たくないよ!」 そう言って、勢いよく机を叩き、身を乗り出す麻実ちゃんに、私は頭を俯かせた。 「……。」