12月。


しんしんと、降り積もる雪は、私の頬を冷やした。


「葉山くん、おはよう」

「ん。」


サクサクッと、雪に足音をつけながら歩く私たち。


葉山くんのそっけない態度に、今日も少し寂しくなる。