GIVE and TAKE ~彼へ 愛の教え方~

お店について、オムライスを食べ始めた。


「うん、この味だ、美味しい」

「良かったね」

「あぁ」


返事をして、子供のような笑顔を見せた。


思わず、ドキッとした。


「食べないのか」


「今から、食べる」


こう言うのをギャップって言うんだな。


「そういえば、琴葉は何が好きなんだ」


「食べ物?」


「うん、俺がオムライス好きなことは
言ったんだから、教えろ」


「う~ん、無いんだよね。
熱くて辛いもの以外は食べれちゃうし、
刺激物系以外なら、何でも好き」


「そうか。」


少し、不服って顔してるなぁ。


「甘いものはどうだ」


「甘いものは、別腹だから、好きだよ」


「そうか」


あれ、機嫌が直った。

それに、コロコロ表情変わるなぁ。





     食べ終わった後。


「次は、どこに行くんだ」


「カラオケに行こう、此処から近いんだ」


「おぅ、行こう」