「そうか?まぁ、俺ら腐れ縁だからな。小学ん時から一緒だから」
「ふーん。そうなんだ」
聞いた本人は、適当に聞き流してるみたいだ。
なんじゃそれ…
「あ…」
長野くんが言う。
「見てここ」
あたしにプリントを見せる。
「リーダー、イベントリーダーとか計6人決めなきゃいけないのか…」
6人か、どうしよ…
あたし、人見知りするから友達
まだひとりも出来てないから
やって!なんて頼める人なんていないし…
長野くんにもいるとは思えない。
圭佑の友達は…
朝からかってきた奴らの顔を思い出す。
いかにもチャラそうな…
係の仕事とかムリだな。
「いやいやいやいや……」
「なに?」
「ううん、なんでもない」
ん…どうしようかな
