「そうだね!!でも、この町にずっと住んでるからもう見慣れたけどね」

「ここら辺に住んでるの?」

「うん!!あなたは?」

「まぁ、近くはないかな」

「そうなんだ…」


名前もわからないのに、
しゃべり方も柔らかく優しくて。
少し落ち着くような声に
あたしは、うっとりしながら
少しずつ、恋に落ちていってる…
そんな感覚を持ち始めていた。