「で、さっきの連中は何してたわけ?」


(何の目的も無しに襲ってくるはずなんてない)


「あの集団を倒すことができるのは12の星座とあなただけ。そしてそれは一つでも欠けてはいけないものなのよ」


それは分かった?とマクリがのぞき込むので、とりあえず頷いた


「だから12星座を狙ってるのよ。他の人たちもきっと同じ目にあってるでしょうね」



かわいそうにと哀れむマクリ


リヒトの場合ペンダントが手がかりになり、どこに12星座がいるのかわかるがあの集団はどうやって判別しているのかそれは彼にとって謎である


それならねとマクリは白い右手の手袋を外しリヒトにみせる


「これは私が処女宮の守護者である証よ」


そこには緑の処女宮のマークがついていた


「これが印なの。普段隠してるんだけど、どこかでバレたのね」


不可解な面持ちで呟いた