「そろそろ帰ろっか。ここでのことは秘密にするから」


リヒトが言えばミルは涙をふき



「内緒だからね?約束」



上目遣いで言った



「お兄ちゃんいつか絶対に…」



お墓の前でミルはお兄ちゃんにそう誓いリヒトたちはそこをでた



まだ暗い夜道を歩くリヒト達


「12星座の敵である悪魔の闇月はミルの敵でもあるの」



突然止まってミルはチョコでできた城を見上げる



「国王は悪魔の闇月の12の悪魔の力を持つ1人なの」



リヒトは驚いた
悪魔の闇月はまだ謎が深いがただ、リヒト達光の敵であることそれだけはわかっていた


そしてリヒトが憎む敵であることも…
消え去った記憶の中にその答えがあるのだろうかとリヒトは考えた



「だからミルはどこまでもついて行くよ!お兄ちゃん」



チョコの城の後には月が浮かんでいた
それが不気味に見えたのはなぜなのか、その意味はまだ分からなかった