下駄箱について一息つく。 「はあぁ…下駄箱から手紙とか出てこないかなぁ。“屋上で待ってます”なんか書いてあったりして(笑)」 「またそんなこと言ってるよ、早くしな」 私は毎日下駄箱の前でこんなことばかり考えてるのか。 改めて感じて笑えてきた。 「はいはい、そんなのはマンガだけだね」 そういって靴ロッカーの戸を開けた。