「そろそろ帰ろうか」
「ばいばーい、野口っち!」


「「チュッ」」


二人で投げキッスをし、笑いながら教室を出た。


「教師をからかうんじゃなーい!」


遠くから野口っちの怒った声が聞こえる。
でも気にせず私たちは走って逃げた。