「ごめん、俺さ…昔から、お前にも言えないこと抱えてたんだよ。」
_切ない声が私の胸に鼓動を刻んだ。
「何よ?言ってみ。」
私はいつも通りの笑った自分で返事を返した。
「実は…な、」
私が今まで。いや、生きてきた中で一番驚いた、ビックリした、それに。自然と涙が出てきた。
「そんなの…、あんまりだよ…!」
私は大きな声で叫んだかのような目付きになり、訳もわからなくなった。

だって______。

大切な人が、 脳内から 消えてしまうかもしれないのに。

____チュンチュン
「ハッ…」
_中学一年生最後の日に、そんな夢を見た。