エイジくんの瞳から、光が失われる。


虚ろな瞳のまま、エイジくんは…ゆっくりと立ち上がった。





ああ




「ごめんなさい…」





せめて、最後は






私の手で







「さようなら、エイジくん……うららちゃん」







引き金を引く。






乾いた空に、乾いた音が響いた。