「あいちゃん…なんか、口調…変…」
そういえば、いつの間にかいつもの敬語が抜けている。
…全部思い出したからかな。
「私ね、おとめちゃんに謝らなきゃいけないことがあるの」
グラウンドには校内以上の数のゾンビがうろついている。
「私今まで…現実を見てなかった」
急所を外しつつ、確実に倒していく。
「私が強かったのは、そのおかげ。
みんなみたいに、この世界の現実と闘ってなかったから」
けれど、すでに死んでいるゾンビは急所に当てない限り生き返り続ける。
「おとめちゃんは…弱くなんかないよ
私なんかよりよっぽど強い
現実に、勝てたんだから」
…いつの間にやら、囲まれてしまっていた。


