中学生の頃は毎日が楽しかった。
高校生になってからは、学校生活がうまく行かず、なにもやる気になれずに家にひきこもる日々。
そんな僕はネットに夢中になっていた。
ネットでなら、自分の気持ちが吐き出せて、いくらか気持ちが楽になった。
徐々に仲の良い人たちも増えて、もう一つの居場所のようになっていた。

ある日、1人の人と友達になった。
文面からも伝わってくる明るくて、元気な雰囲気が魅力的だった。
その人は毎日のように僕に絡んできてくれて、仲良くなっていった。
文字でのやり取りだけではなく、通話もして、もっと仲良くなっていった。
仲良くなっていって、その人が女の人なんだと知った。
年齢も同じで、趣味も合う。
とても話しやすい女の子だった。
そんな感じの関係が続いていって、僕は気づき始めたんだ。
彼女は僕に好意を持っているのではないか?と。