「むくろ君探しましたよ!!いったいどこにっ」
べしっ、頭にチョップを頂いた。
「むくろ君何するんですか!ワタシに会えたのが嬉しいからって…わかりました、どうぞほっぺにちゅーでもして下さい!!!ほら、遠慮なさらずに!!」
ワタシは数秒前の出来事なんか忘れて、頬をむくろ君に差し出す。
「うだっ、痛いです…っ!」
むくろ君はぐにっとワタシの頬をつまむ。
「黙れ、探したのは俺だ。
勝手に俺を探すな」
む、むく…むくろ君!?
暗闇に優しいむくろ君の瞳が見えて、顔が熱くなった。
「わ、わ分かりました!!では次回からはむくろ君がワタシの所へ来るまで大人しく待つことにします!!!」
ふひひっ、むくろ君のほうからワタシのところへ〜!へへ…考えただけでも胸がいっぱいなのである!!!!
「次回なんてあるか」
「うぎっ!」
むくろ君は勢いよくつまむ力を強めて一瞬にして頬を引っ張りパッと解放した。
熱を帯びた頬をすりすりとワタシは撫でる。



