ワタシは空になった瓶を哉白へ返す。哉白はイラついたように瓶を捨てもう一つバナナ牛乳とやらを購入した。
「ねーねー、
むくろ君知らなーい?」
「俺が知るか」
哉白はプチッとフタを開けながらワタシを睨む。ワタシに優しい瞳を向けて下さる方はこの世に存在しないのだろうか。イチコさん不安になりますよ、睨まれすぎて。
「この役立たずめ!」
「はぁー?あんな王様さんは俺より先のグループでもう風呂上がっとるで」
バナナ牛乳とやらを哉白はひと飲みすると目を輝かせた。なぬ!?美味いのか!?それフルーツ牛乳より美味いのか!?
「哉白ひとくち!」
「むり」
「けち!」
得意技の気味悪い笑みを浮かべ、意地悪そうに哉白は八重歯を見せる。
なにその顔!ムカつく!!
哉白にパンチを食らわせようと振りかぶるも華麗に避けられた。避けんなくそが。
瓶を空にした哉白はじゃあなー、とその場を立ち去っていった。



