今日やっと、低く甘く囁くむくろ君の声を聴けた。それだけで幸せだ。
安心した、心細かった。
病院で目が覚めて久々に戻った日常に孤独を感じていた。
もういいや、1週間前の出来事なんてどうでもいい。夢なら夢で幸せなむくろ君との思い出だ。
むくろ君とちゅーできた思い出、ちゅーは想い合う恋人が交わす愛の契り…これは心の中に締まっておこう。
美夜さんに信じて欲しかったけど、もういい。ワタシがちゃんと美夜さんに謝罪をしよう。
「むっ、むくろくぅううんっ!!!」
「口開くな、鼻摘め」
ワタシに息するなと言いたいんですね!!わかります!!!
ぐひひっ、むくろ君にはワタシがちゃんと見えているんですね!素晴らしいです!!
へへへぇ〜っ!!きっと今までにないくらいワタシの表情は緩んでいるであろう。本当に幸せだ。
むくろ君はワタシから手を離すと背を向け歩き出した、ワタシはそれにひょこひょことついていく。



