「ぐふふっ…マイダァ〜リン!」
「………」
むくろ君の目の前で喜びの舞をぴょんぴょんとするも、クールにノーコメントだ。
あ、あ…あの…反応下さい。
どうして無反応ですかね?どうせならスルーして立ち去っても良いんですよ?
だけども彼はワタシの前から動かない。
「あ、あの〜?むくろ君?聞いてますぅ〜?」
鋭く光る前髪の間から見える瞳は確かにワタシを捉えているはずだ。
暴言でも何でも良いので言葉を下さい。
イチコさん、今なら1発くらい殴られたいです。
「あ、お付き合いはじめて間もない対面に照れてらっしゃいますぅ??」
上目遣いでパチパチとむくろ君を見上げてみた。
「………」
なんで!?なんでそんなにも無言なの!?わぁあい?!ほわい!?
そろそろワタクシ涙しますよ!!!
もう、ギブですよ!!!!



