バンテスト魔法書の保持者

「2番の方、入って下さい」


「では、お先に失礼するわね」


そう言って行ったのはミネア‥‥‥さんはいらないか。


優雅にお辞儀して出て行った姿に、見とれる人がチラホラ。


ルリもホゥと溜め息をついていた。


さて、女子1位は何を出してくれるのか‥‥‥


楽しみ楽しみ。


緑色、そしてところどころに茶色と水色の光が見える光。


まさかの3属性持ちですか‥‥‥


光がやむと魔法陣から美しい女性が出てきた。


「妖精‥‥‥」


滑らかな白い肌と長い黄緑の髪、そして清らかな水色の瞳。

透き通るような大きな緑の蝶の羽。


「リオウ」


「なんだ?」


「あれ、森の女王?」


「おそらく、その位のクラスだろう」


ミネアと妖精はジッとお互いを見つめている。


あのクラスだと、簡単に契約はしてくれない可能性が高い。


「私を呼び出したのはあなたですね?」


妖精の声に、ここにいた全ての者が反応した。


「はい」


「あなたは私と契約を望む者ですか?」


「はい。そうです」


「契約をし何を望みますか?」


「私は‥‥‥自由を求めます」


「ほう、自由ですか。あなたは王族の1人。それを無視して自由が欲しいと」


「そうです。私は王族を抜けてでも自由が欲しい」


「‥‥‥いいでしょう。そのあなたの描く未来を共に進みましょう」


契約が、成立した‥‥‥


これはなかなか面白いかも。


〔ミネアルナ・ネイナード学園4位 属性 風
召喚 風の森妖精  属性 風・水
ランク 上級クラス以上  契約 成功〕