バンテスト魔法書の保持者

「リオウ!」


今度は大きな声でリオウの名前が響いた。


そこにいたリオウ以外の人がそちらを見、そこにはラメルさんがいた。


隣には呆れ顔のライドさん。


そして、にこやかに微笑むミネアルナさんがいた。


「あら?あなたは‥‥‥」


ミネアルナさんはこちらを見て、人のいい笑みを浮かべる。


うー、声かけてほしくなかった‥‥‥


「リューラ、です」


「リューラちゃんね。私はミネアルナ。ミネア
って気軽に読んでくれると嬉しいわ」


おお、美しい‥‥‥


だけどなんだろう‥‥‥何か怖い?


そして暫くして40の生徒が揃った。


「これから第1コロシアムで使い魔との契約を始めます」


コロシアムのアナウンスが流れる。


使い魔召喚をする順番はなぜかくじで決められていて、私は五番目。


コロシアムは本来、魔法大会の時や実技試験の時に使われていて観客席もある。


観客席には上級生や先生が座っている。


「な、なんかドキドキしてきちゃった」


隣にいるルリが胸に手を当てて言う。


さっきの無表情から元の感情が流れ出るルリに戻った。


私はドキドキというかワクワクしている。


誰が何を出すのか楽しみだ。


「1番の方、入って下さい」


「はい」


またコロシアムのアナウンスが流れ、1番初めの生徒がコロシアムに入っていく。


「あの人、S?」


「Sクラス第10位。リンクス・タイタロス」


「強い?」


「男子では7位の実力を持っている」