バンテスト魔法書の保持者

ラベル先生の目が、私に向いた。


私に向けられた目線は、呆れ。


そして、何かを探ろうとしてる目。


普通の人ならわからないだろう、自然な感じ。


これはリオウといい勝負‥‥‥いや、リオウの方が上手いか。


長年一緒にいる私も、リオウには時々騙されることもあるし。


それにしても、ラベル先生は何を探ろうとしてるんだろう?


「リューラ」


名前を呼ばれて、私は首を傾げた。


ラベル先生も言葉を選んでいるように見える。


「お前も言い過ぎだ。メルカライトがキレたのは、ほぼ100%お前のせいだ」


‥‥‥‥随分と理不尽。


さっきは私の言葉合ってるっていったのに。


「なぜ、あそこまで言ったんだ?」


さて、どう答えようか。


「ここ最近いろいろ溜まってました」なんて言
ったら、いろいろの内容聞かれそうだし。


‥‥‥‥考えるのめんどくさいし、正直に答えてもいいか。


「王族、嫌い」


「は?」


予想外の答えだったのか、ラベル先生が拍子抜けした顔をした。


「ラメルさん、うざい」


「え?」


更に追い討ちをかけた私に、次はキイナ先輩が反応した。


直球過ぎるだろうけど、まぁ問題無いだろう。


それに、まだ疑問が私には残ってる。


何で、ラメルさんが私のところに来たかだ。


噂を聞きつけて見にきたって雰囲気じゃなかったし。


なんか、怒ってた。