バンテスト魔法書の保持者

それに、戦争が無いわけでもない。


ハンラルト国が大きくなったのも、戦争に勝ったから。


南大陸と北大陸の人達は仲が悪い。


この南大陸にあるハンラルト国は、南大陸で1番大きい大陸。


このハンラルト学園の生徒だって、戦争になれば駆り出される可能性も低くない。


そうでなくても、ギルドに入っている生徒は戦争に駆り出されるだろう。


北の大陸は、軍事力に特化してるようだ。


こっちの大陸は、数より質にこだわる。


入団テストとか厳しいらしい。


この学園にいれば、北大陸の本が読めるかもしれない。


北大陸の魔法とかには興味がある。


あ、委員会に図書委員ってあったっけ。


あれに入れば強制的に‥‥‥‥


「おい、ラメル落ち着けって」


「うるさいわね!見るだけよ!」


食堂の雰囲気が少し変わった。


というより、気温が上がった。


すぐに関わらない方がいいと判断し、そのまま無視する。


だけど気温を上げた本人が、なぜかこっちに来ている。


私、暑いの嫌いなのに。


少し殺気を向けられてるし、絶対に私のところに来るだろう。


リオウ、早く来ないかな。


ここにリオウがいれば、全部丸投げするのに。


「あなたね」


いきなり目の前に来て、ドンッとテーブルに手を突いた‥‥‥いや、叩いた女子生徒。


私はただボッーとその手をみていた。


なんでか?いたって簡単。


目を合わせたくないから。


リオウ、早く来い。