バンテスト魔法書の保持者

私が頷くと、リオウは3人から逃げるように私の腕を引っ張った。


バレない程度に後ろを振り向くと、レイトさんとライドさんは驚いていて、フィナード先輩は顔を歪めていた。


「リオウ、ごめん」


「何がだ?」


「明日、リオウのとこ、気まずい空気になる」


「大丈夫だ。元々、王族は好きじゃない」


さっき、あの3人と話していた雰囲気はない。


リオウは、人と話しているときの雰囲気は柔らかい感じだ。


だけど、今は冷たい雰囲気。


「それより、何を食べるんだ?」


私と話すときは、あまり表情を変えない。


だけど、優しい目をしてる。


リオウだけは信用できる。


この学園に入るのも、リオウは嫌がってた。


だけど、来てくれた。


「リューラ、どうした?」


「迷っただけ。オススメは?メニュー多い」


「俺も初めに来たときは驚いた。パスタなんかいいんじゃないか?」


「じゃあ、このナポリタンにする」


「わかった。リューラは席をとっておいてくれ」


リオウが注文している間に、2人席のところについた。


リオウといたせいか、周りの目線が怖い。


チラチラとみている人もいれば、ギラギラと目を光らせてこっちを見ている人もいる。


それにしても、今日はつまらなかった。


きっけょく図書館にもいけなかったし、授業もつまらなかった。


ルルさんに教えてもらってたことばっかだし。


教会にいたころは、ルルさんに勉強を教えてもらっていた。


国によって違うが、男女差別が少ないわけではない。


例えば、女性は騎士団に入団できなかったり、
医者になれないところもある。