バンテスト魔法書の保持者

‥‥‥‥私には関係ない。


カバンを持ち、教室を出て図書館に向かう。


ちょっとはっきり言い過ぎたかな?


ランナに謝った方がいい。


だけど、私は、私に関わったら‥‥‥‥


無意識に息が乱れ、早足になる。


私に関わってはいけない。


だって、私は‥‥‥‥


『君は僕達のお人形だよ』


妙にリアルに思い出した記憶。


『助けて!助けて!リューラ!!』


大切な人達の叫び声が頭を過ぎる。


精神状態が酷く不安定になる。


私は壁に寄りかかって、そのままへたり込んでしまった。


「ハァ、はぁ、」


抑えられていた魔力が少しずつ漏れる。


身体を丸め、両耳を防いだ。


『リューラ!!リューラ!!助けて!!』


うるさい五月蝿いウルサイ!!


「‥‥‥‥さん、リューラさん!!」


「黙って!!!」


耳に入ってきた声に、思わず怒鳴っていた。


正気になり前に見ると、驚いた顔をしたルシータがいた。


「ル、シータ??」


「リューラさん、何があったのですか?」


なぜここにいるのか、ここで何をしていたのか、疑問がグルグルと頭の中を回った。


そして、私はそのまま意識を手放した。


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