バンテスト魔法書の保持者

なぜなら、さっきから隣にいるSクラスの人に目を奪われているからだ。


Sクラスの人達は無視するか、こちらを嫌そうに見ている。


私は興味は今のところ0。


王族には後々関わっていくつもりだが、今関わると面倒なことになりかねない。


そんなFクラスの人達に、先生達が鋭い目線を送った。


威圧感をかけられ、静かになる。


‥‥‥‥‥単純。


「じゃあ、今日は1人1人の実力を見たいと思う。相手は私達だ」


「女子はレイカ先生。男子は俺だ。時間は俺達がストップをかけるまでだ」


「順番は順位が下の者からだ。最下位の者、でてこい」


なるほど、合同にしたのは技を見せて学ばせるためか。


最下位‥‥‥‥私か。


私が立つと、周りがザワザワとした。


すっかりワースト1があだ名になったな。


いい気はしないけど、まぁ事実だしいいか。


それにしても、流石にいきなり試合だとは思わなかった。


ルールは、魔法ありの勝負。


武器は学園のものを使う。


先生達は素手。


武器‥‥‥‥剣でいっか。


用意された武器の中から剣を選ぶ。


細工無しの木製の剣を持って、先生と向き直った。


「名前は?」


「‥‥‥‥リューラ」


「そうか。ではリューラ、私が手を上げたらどこからでもかかってこい」


頷いて、レイカ先生と距離をとった。


基本の構えをし、先生を見つめる。


先生が手を上げたと同時に、私は地を蹴った。