バンテスト魔法書の保持者

というか、こんな高いもの買ってもらうわけにはいかない。


服には困ってないし‥‥‥


「そうだ。なら、リューラ、好きな色は?」


「?」


好きな色‥‥‥?


パッと思い付いたのは、大切なあの人。


「‥‥‥白銀」


「白銀‥‥‥?珍しいわね」


「海の色、森の色‥‥‥空の色」


1番幸せで‥‥‥好きな色。


「‥‥‥‥」


「?」


なんか、ジッと見られてる‥‥‥?


「いや、無表情なのに幸せそうだなって」


「え?」


自分の顔をさわってみる。


幸せそうな表情‥‥‥?


「あ、そうだ!少し値ははりますが、新作があるんですよ!」


そう言って店主さんが店の奥に入っていく。


待って、値がはるって言った‥‥‥!?


イチカ先輩と方を見ると「楽しみね」っと笑って返された。


「これです。明日から店内に出す予定だったのですけど、こんな可愛いお客様がいらしたので出しちゃいましょう」


大きな箱を2つ持って、とっても楽しそうに店主さんは言った。


「サイズは先ほど寸着した時に確認いたしましたので、恐らくこのサイズが丁度いいと思いますよ。ご試着だけでも如何でしょうか?」


「そうね‥‥‥リューラ、試着室で来てきて。楽しみに待っているわ」


イチカ先輩に箱を差し出される。


着なきゃいけない、よね‥‥‥‥