バンテスト魔法書の保持者

魔力の質を見る時、使われる魔法はほとんど同じ。


火属性なら『ファイア』
炎の温度(暖)や色(赤色が好ましい)。

水精霊なら『バブル』
水の温度(冷)や色(透明が好ましい)。

雷属性なら『サンダー』
雷の色(人により違う)や痺れ具合。

地属性なら『グロウト』
植物に魔力を送り、その植物の成長具合。

風成長なら『ウィング』
風の吹き具合
(コントロールすれば、物も切れる)

光属性なら『ライト』
光の瞬き具合

闇属性なら『ダークボール』
闇の濃さ(黒ければ黒いほどよい)


私は、この学園では水魔法を多く使うようにしている。


氷系統の魔法も水魔法に分類される。


オシレット先輩は‥‥‥


「はい、承知しました♪」


教室の人達の視線がオシレット先輩に移った。


オシレット先輩は右手を持ち上げる。


丁度私の目の前にある位置。


本から目を離し、オシレット先輩の手を見つめる。


魔力が綺麗に巡っている。


「光の精霊よ‥‥‥」


呟くように唱えると、オシレット先輩の手の平の真上に魔法陣が出現した。


「我に闇を灯す光を与えよ」


魔法陣が淡く輝き出す。


精霊が淡めき、オシレット先輩の魔力と紡がれていく。


美しい魔力が魔法陣に吸い込まれていく。


「〈ライト〉」


そして、魔法陣から白く美しい光の魂が輝きを放った。


「きれい‥‥‥」


思わず言葉が溢れた。


どこまでも純白で、まるで透き通っているとまで錯覚するような美しい光。


その光は目を痛めることなく、どこまでも優しい光を放っている。


「リューラ、手を出して」