バンテスト魔法書の保持者

シンルスの感じていること、考えていること。


全てが分かる。


見えて           見える
   いなかったものが、よく
視えて           視える。


シンルスの魔力特性。


魔力を青い炎に変えて、放出する。


炎に当てられ、存在が有る糸に火がついた。


オシレット先輩の魔術装備の糸。


幻術の有幻覚の糸。


有るものを無いものとし、無いものを有るものとする。


それなら‥‥‥今、有る糸を使えばいい。


「行け」


剣輪に命じると、8本の剣全てがひとりでに動く。


実際は8本同時に私が動かしている。


8本同時は以外とコントロールが難しいな。


それでも止めない。


炎の灯った糸に向かって剣を当てる。


冷気を纏った炎は、マイナスで冷たく、当たった物を瞬時に凍らせる。


凍った糸をそのまま剣で斬り、壊す。


「っ、いく、よ!」


地を蹴り、驚いているオシレット先輩に向かって飛ぶ。


ツインフォルテに同じく真冬の炎を宿し、斬りかかった。


ギン!


「っ!」


オシレット先輩は剣で防いだけど、その剣が見る見るうちに凍っていく。


「なっ!?‥‥‥ライアン!ロレント!」


背後からライアンの気配。


「剣輪、」


斬りかかってくるライアンの剣を、剣輪の剣の2本背後に持っていきクロスして剣を防ぐ。