バンテスト魔法書の保持者

シンルスがお腹へってるんだったら、私もそれなりに減ってるんだろう。


意識しだしたら、なんか空腹感が‥‥‥


シンルスと頷きあって、そのまま食堂の扉を開ける。


「ちょ、リューラ!?」


「お腹、空いた。ラメルさん、早く」


「あれ?もしかして僕、無視されてる?」


マイペースなリューラとシンルス。

慌てるラメル。

呑気に笑うオシレット。


外から見れば何とも変な空気をそれぞれがかもし出している。


が、そんなことはリューラはこれっぽっちも気にしなかった。





と、そんなこともあって、朝食。


朝のメニュー
フランスパン イチゴジャム トマトスープ
ブルーベリーヨーグルト チーズタルト


うむ、なんとも至福だ。


「朝からよく食べるわね」


「ほんとだね~」


なぜ同じテーブルにオシレット先輩がいるかは不明だけど気にしない。


こんな豪華な朝食は嬉しいな。


教会の皆にも食べさせたい‥‥‥‥


「シンルス、食べる?」


イチゴジャムを塗ったパンをシンルスに差し出す。


シンルスは匂いを嗅ぐと、恐る恐るパンにかぶりついた。


うん、恐る恐るにしては結構がっつりいった。


私が食べてたものだし、安心してるのかな?


「!」


「?『おいし?』」


「ウォー」


どこか嬉しそうに高い声をあげるシンルス。


よかったよかった。