バンテスト魔法書の保持者

今度はリオウがやってきた。


リオウの姿を見て、身体の余計な力が抜けたのを感じた。


私、緊張してた?


変な癖、まだ治ってないのか。


それにしても‥‥‥


嘘つき呼ばわり、嫌。


「嘘、違う」


「そんなには変わらないだろう」


「特殊魔法、リオウ、速い」


「無属性系統は、だ。自然属性系統の精霊が絡んでる魔法なら、お前の方が速い」


そりゃあ、ファルファラ族だし。


精霊に力貸してもらいやしい体質だし。


でも、自分の魔力しか使わない魔法ならリオウの方が絶対に速い。


「魔力魔法、リオウ、速すぎ」


「リューラより少し速いだけだ」


「嘘つき」


「嘘ではない」


キーンコーンカーンコーン


リオウと言い合いのようなものをしていると、
チャイムがなった。


そういえば今、授業中だった。


完全に忘れてた‥‥‥‥


「あっと、チャイムなっちまった」


「オーガが止めないからだろ。授業が全く進まなかったではないか。バカ」


「俺のせいかよ。姉さんだって止められなかっただろ?」


「フンッ」


「拗ねんなよ‥‥‥‥あーこれより、10分間の休憩に入る!結界を解くから、10分後にまた戻ってこい!いいな!?」


オーガ先生の声の後、レイカ先生とオーガ先生が一緒に指パッチンをする。


すると結界はスーッと溶けるように解けていった。


2人で1つの結界を展開していたんだ。