バンテスト魔法書の保持者

ニッコリと優しげな笑みを見せてくるリンクスさん。


ああ、1番初めだった人。


ポン


一緒の出来事だった。


リンクスさんがいつの間にか右手で私の右手をとる。


次に、近づいてきたリンクスさんの左手にスタンプが出現。


あっという間に、私の右手にスタンプが押された。


「因みに、1年2人目の風紀委員だよ」


変わらない柔和な笑みのリンクスさん。


とんでもなく晴れやかな表情だ。


ポカンと、まぁいつもどおりの無表情で右手を見つめる。


補習強制参加の魔法陣が手に。


「あれ、表情1つ変えないんだね」


これでも驚いている方。


そんなことを思いながら、左手で魔法陣をコスる。


まぁ当たり前だけど‥‥‥とれない。


忌々しい魔法陣のついた右手を見つめる。


これで補習決定か。


‥‥‥‥嫌。


とれないものは仕方ないので、次にリンクスさんを見る。


うーん、やっぱり、タイタロスって北大陸で聞いたような?


リンクスさんは、私がスタンプをとる気がないと判断したようでルシータ達の方を向いた。


「ルシータ、ちゃんと仕事してよ」


「あら~?リンクスさんがリューラさんに?ありがとうございます」


「君、たまに仕事サボるよね」


「そんなことないですよぉ?私は、自分が思うままに行動してるだけです」


「それ、自己中心って言うんだよ」


「マイペースって言ってください」