バンテスト魔法書の保持者

ジッとこっちにくるルシータの顔を見つめる。


もう逃げるの無理か。


「リューラさん」


「?」


「私のこと、どう思いますか?」


ミネアに手を掴まれたまま、今度はルシータに両肩を掴まれた。


手のスタンプ‥‥‥しまってくれないかな?


そんなことを思いながら、ルシータの顔を見つめる。


その表情は真剣そのもの。


うーむ‥‥‥‥


「‥‥‥‥好き」


考えた末に、しかたなく言った。


まぁ本心だから、別に言ってもよかったし。


強いて言うなら、言いたくないかっただけ。


だって恥ずかしいし‥‥‥


顔を見ながら言うのはレベルが高すぎるので、
そっぽを向いて言った。


ちょっと‥‥‥‥照れる。


「リュ、リューラさん‥‥‥‥」


「?」


プルプルと何かに堪えるように、震えるルシータ。


次の瞬間、バッと顔を上げてキラキラして目線を向けられた。


その笑顔はまさに歓喜を表現しているようで。


「(ビクッ)!?」


「嗚呼、リューラさん!感謝します!そして私もあなたが好きですぅ!」


「あ、りが、とう」


途切れ途切れになりながら言葉を紡ぐ。


なんか、怖い。


うん、本当に怖い。