バンテスト魔法書の保持者

そう質問すれば、ランナは吹き出した。


何か、可笑しなこと言ったっけ?


全くわからない。


「リューラちゃん」


「ミネア?」


優雅に歩きながら、やってくるミネア。


私の目の前にきたかと思うと、両手をギュッと握りしめてきた。


「リューラちゃん、お願いがあるんです」


そう、微笑みながら言うミネア。


手はガッチリと握りしめられているまま。


‥‥‥もしかして、逃げられなくなってる?


「どうか私にも、ランナちゃんと同じことをしてください!」


「!?」


美しい笑みのまま、そんなこと言われた。


一瞬、自分の耳を疑う。


けど、握られた手が真実。


ミネアの目には期待の色が見える。


‥‥‥‥やっぱり、行動間違えた。


何も言えずに固まっていると、ルシータかカツカツとやってくる。


手にはスタンプ。


まずい‥‥‥‥


「ミ、ネア、離して」


「却下いたします」


う、うう、どうすれば?


とりあえず、ランナと同じことをすればいいってことのはず。


正直に言って、嫌。


ミネアのこと嫌いじゃない。


けど、嫌なものは嫌。