バンテスト魔法書の保持者

その場が静まり返った。


え、そんなに変だった?


いや、でも、もう引き返せないし。


どうやらフリーズしているランナ。


ルシータの方も、なぜかフリーズしている。


????


ま、いいか。


「ランナ?」


名前を呼ぶと、ハッと戻ってくるランナ。


それから私の顔を見つめてくる。


「え、リューラ?」


「ランナ、好き」


上目使いのまま、もう1発。


するとランナの顔が、見る見るうちに顔を真っ赤になっていく。


‥‥‥‥リンゴみたい。


よし、もう1押し。


ちょっと言ってて恥ずかしいけど‥‥‥‥


「ランナ、好き。だから、離すの‥‥‥ヤ」


うっ、言うのもなんだけど、かなり際どい発言のような気がする。


少し頬が赤くなったかもしれないけど、気にしない。


ランナの顔は更に赤くなった。


今度こそ本当にリンゴ顔。


ランナも恥ずかしいんだろう。


「あ、あぅ‥‥‥」


頭から湯気が出たように見えた。


ランナはそんな声を出した、地面に膝をつく。


大丈夫、かな?


少し心配になり、私も膝をついてランナの顔を見ようとする。


「リュ、リューラ‥‥‥」


「?」