バンテスト魔法書の保持者

私の名前を呼ぶと、ルシータは手にスタンプを出現させた。


‥‥‥ヤバい。


「リューラさん、校則違反ですよ?」


ルシータが手にもっているスタンプは、風紀委員が所有している魔道具の1つ。


スタンプには特殊な魔法陣が彫られていて、押された者は‥‥‥‥


「使い魔は授業中に許可がない時、授業中に出してはいけないんですよ?知ってますよね?」


「‥‥‥‥シンルス、戻れ」


放課後に補習に強制的に参加させられる!


シンルスを戻し、ルシータから距離をとる。


「ルシータ‥‥‥見逃せ」


「命令口調ですか‥‥‥でも、嫌ですっ!」


私にスタンプを押そうと襲いかかってくるルシータ。


「え、うわっ!ちょ、リューラ!?」


それを交わし、ランナを盾にする。


風紀委員にも規則がある。


関係ない者に、スタンプは押しちゃいけない。


「リューラさん、ランナさんを離して下さい」


「‥‥‥ランナガード」


「ちょっとリューラ、なにそれ。というか、私を巻き込まないで」


「却下」


「えぇー」


補習なんてまっぴらごめん。


前に一回受けたけど、帰れないし面倒くさい。


だって、全部書き取りだし‥‥‥‥


それも知ってることだし‥‥‥‥


前はアーケイ先生だったけど、あの人の黒い笑み無駄に怖いし‥‥‥‥


「補習、受けない」


「受けてもらいます!」