バンテスト魔法書の保持者

‥‥‥‥流石に、疲れた。


「ハァ‥‥‥フゥ~」


大きく息を吐き、ツインウィングを離れたリルさんに向きって突き出す。


そして一言。










「私の‥‥‥勝ちっ」















パチパチパチパチ


誰かが手を叩く音がした。


そっちを見ると、ミネアが驚いたような嬉しそうな顔をしながら手を叩いていた。


パチパチパチパチパチパチパチパチ


そこから、手を叩く人達が増えていく。


沢山の拍手。


えっと、どうしたら‥‥‥‥いい?


とりあえず、腕を下ろしてツインウィングをしまう。


「リューラ!」

「リューラちゃん!」


声のした方を見ると、ルリとランナがこっちにやってきていた。


私のそばまで来ると、ランナは興奮したように詰め寄ってくる。


「リューラ、すごいわ!あんなに素早く魔法を何度も展開させられるなんて!」


「あ、ありがと」


「リューラちゃん、どこであんな戦術を?」


ルリも、真剣な顔でランナと同様に詰め寄ってくる。


「‥‥‥近い」