バンテスト魔法書の保持者

リルさんはすぐに煽られて、顔が真っ赤になっていった。


「このっ!

我が求めるのは光なり。光よ!我が敵を撃つ聖なる雷となり、かの者を打ち滅ぼさん!
〈ライトニングサンダーボルト〉」


「っ〈スピリットバリア〉」


煽るのはいいけど、この人結構強い‥‥‥


だてにアルテ家時期後継者は名乗ってないか。


無数に落ちてくる光の落雷。


それをガードだけに集中して防ぐ。


「はぁ!」


リルさんが突っ込んでき、槍で鋭い一突きを放つ。


槍はバリアと接触して、ピキピキと音を立てながら私のバリアにはひびが入った。


パリン!


そんな音を立てながら砕け散るバリア。


守るものが無くなった私は、迫りくる槍を最低限の動きで回避する。


ヒュン ブン ヒュンヒュン


うーむ、なかなか強い‥‥‥‥


槍も早いし、魔法の展開時間も早い。


身体能力は、だけど。


「ほいっ」


私は攻撃の隙を見て、足を振り上げて攻撃する。


「っ」


だけど、それをリルさんは寸のところで避け、
後ろに跳んで私と距離を取った。


疲れてきているのか、リルさんは少し息を切らしてきていた。


無言のまま睨み合う。


そういえば、制限時間ないんだったなぁ。


「我が求めるのは力なり。風の精霊よ、我に宿りて力を解放せよ
〈ウィングフュージョン〉」


己の身体に精霊を宿し、その精霊の力を使う。