バンテスト魔法書の保持者

満足そうな顔をするハクア。


ハクアと戦って俺は勝てるか?


「ハクア、圧勝」


リューラがシンルスを連れ、興味深そうな顔をしてハクアを見る。


「ガウッ!」


リューラの言葉が気に入らなかったのか、シンルスはリューラに厳しい声をあげた。


だが、リューラはシンルスの顔を見て一刀両断をした。


「だってハクア、試合開始から動いてない」


「クゥーン」


事実を突きつけられ、落ち込むシンルス。


ハクアとあれだけやれれば、上出来だと思うんだが。


ピーンポーンパーンポーン
「生徒の皆さん、下校時刻になりました。速やかに寮に戻りなさい。繰り返すます‥‥‥」


学園の放送がなり、俺とリューラは顔を見合わせる。


そして無言で手を叩くと、ハクアとシンルスは消えた。


「食堂、行くか?」


「(コクリ)」


そして、俺達は実践室を出て行った。





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食堂につくと、リューラが席をとり、俺は料理を注文しに行く。


「今日の洋食定食AとB、お願いします」


コックは俺のネクタイピンを見る。


そして定食を2つ渡してくれた。


定食を持って、リューラのところに行く。


リューラを発見した時、思わず料理を落としそうになった。


なんで、なんであいつが‥‥‥


見えたのは、席に座るリューラ。


その向かい側の席には、レイトが座っていた。