バンテスト魔法書の保持者

シンルスもリューラにすり寄っていて、その姿は微笑ましい。


だが‥‥‥‥


「おいお前!会長の話を聞け!」


そんなリューラを睨みつける生徒会。


リューラはヤマト先輩の言葉を聞くと、チラリとイナリシア先輩を見る。


そしてイナリシア先輩の方に向き直ると、無機質な声で言い放った。


「1年Fクラス、リューラです。無断で生徒会室入ったこと、謝罪します」


お世辞にも反省しているようには思えない。


だがそんなリューラに、イナリシア先輩は微笑みを浮かべて言った。


「大丈夫よ。事故ですもの」


「会長!」


「ミサ、リューラさんは謝罪したもの。それに悪気があったわけじゃないのだし」


「はい‥‥‥」


イナリシア先輩は本当に人気のようだ。


ミサ先輩は渋々といったように返事をしたが、
リューラを睨んでいる。


「ねぇあんた」


「?」


唐突に、今まで黙っていたイチカ先輩がリューラに話しかけた。


「オシレットと模擬戦するんでしょ?こんなところで呑気にしててもいいの?」


「?」


「今までオシレットは何回も模擬戦をしたわ。
その結果は全戦全勝。そしてオシレットは苦戦したことが1度もない。なぜか私とイナリとの勝負は断ったけど」


「‥‥‥」


「ちなみにオシレットのやる模擬戦は、使い魔と魔術装備ある限りなく実戦に近い試合よ。
重傷を負った者の方が多いわ」


「‥‥‥」


「少しでも痛いめみたくなければ、今から練習することね。まぁFクラスのあなたとオシレットじゃあ勝負にもならないけど」


「‥‥‥」


「ちょっと!何か言ったらどうなの!?」


一方的に話すイチカ先輩に、リューラは興味0
のようだ。