バンテスト魔法書の保持者

目を潤して上目づかいで俺を見る女子生徒。


見た目は可愛い方だが、俺には関係ない。


そして俺は生徒会室に向かう。


この学園は、教師より生徒会の人間の方が権利は上に見える。


実際、今期の生徒会は普通の教師より魔力も強いだろう。


何より生徒の後ろにいる者が強すぎる。


ハンラルトの王は長女を純愛していると聞く。


あの女とはあまり関わりたくなかったのだが。


まぁそれは後で考えるか。


コンコン


「1年Sクラス リオウです」


「はーい、入ってちょうだい」


陽気で明るい声。


それを聞いて溜め息をつきたくなる。


「失礼します」


生徒会室には生徒会の4人とイチカ先輩。


そしてレイトとミネア、ラメルとレイドになぜかユカナ先輩もいる。


それよりもこの生徒会室だ。


ソファーに大きな机、そしてシャンデリアン。


カウンターのような物まである。


「リオウ君、待ってたわよ~」


「何かご用ですか?」


「やっぱりあなたとお話したくて」


「それだけで放送まで使って呼び出さないでほしいのですが」


「だって、そうしないと来てくれないと思ったんだもん」


まぁそれはそうだが‥‥‥


その人、自分は何しても許されるとでも思っているのだろうか?


「それで、お話とは何ですか?」


「まぁまぁ、そこに座ってちょうだい」


イナリシア先輩の言葉どおり、ソファーに腰掛ける。


イナリシア先輩はニコニコとご機嫌のようだ。