バンテスト魔法書の保持者

もう1人というのはイザークのこと。


あいつとは長い付き合いだ。


「ねぇリオウ君」


「ミネアか。なんだ?」


「リューラちゃんってどんな子?」


予想外の質問に俺は少し戸惑った。


ミネアルナの表情はよく読めない。


いつも微笑んでいるが何を企んでいるのか、何を考えているのかわからない。


「リューラ?なぜだ?」


「ちょっとね、おもしろそうな子だな~って」


「どんな子と言われても‥‥‥リューラと話してみればいいだろう。この学園はFがSのクラスに行くことは違反だが、SがFのクラスに行っても問題はない」


「それもそうね。うん、じゃあそうするわ」


ニコッと親しみやすい優しい笑顔を見せるミネア。


クラスでも頼られる存在で、人気者。


まさかリューラに興味を持つとは‥‥‥


「リオウ」


「次はレイトか‥‥‥なんだ?」


「俺からも頼む。イナリ姉様の誘いにのってはくれないか?」


「なぜだ?」


「いや、それといって理由はないんだが、頼む」


「口説い」


しつこく頼んでくるレイトに睨みをきかせる。


レイト、いや、レイト達は少し圧倒されたようだったが気にしない。


「リオウ君、じゃあ、気が向いたら来てね?生徒会室にいるから」


「‥‥‥わかりました」


それだけをいい、俺は広場を出る。


隣にはハクアがしっかりとついてきている。


さてと、これから何をしようか。


使い魔召喚の後は、リューラと森に行こうとおもっていたんだが‥‥‥


あの様子じゃあ無理そうだな。