バンテスト魔法書の保持者

全員が声のした方を見る。


そこには真っ白な髪と真っ黒な瞳をもつ男子生徒がいた。


こいつ‥‥‥気配が全然なかった。


「な、オシレット!?お前までいったい何言ってるんだ!てゆうかいつからいた!?」


「わ~ミランダ先生酷いなぁ。そうだなぁ~そこの1年が『だまれ』って言ったあたりからいたよ♪」


オシレット・ダーシング‥‥‥!?

学園第2位 男子第1位の生徒。

光と闇という異なる属性の魔力をその内に宿す神の子とさえ言われた者。

長い白髪を1つの三つ編みにしており、長身でそのオーラは全ての者を魅了する。


光と闇の魔力を持つ者は極稀。


そして光と闇属性の2種を同時に持つ者などここにいるオシレット・ダーシング意外いるのだろうか?


「今回は本当に上級が多いね。質のいい子が多いんだね。うん、良いこと良いこと♪」


おちゃらけた発言と呑気な声。


だが‥‥‥身体が強張る。


これが、この人が学園2位だと?


ありえない‥‥‥‥


「で、君、どうする?僕とやる?」


リューラも固まっていて、オシレット先輩の言葉に反応できてない。


と、いうよりも‥‥‥‥


「!???!??」


初めて感じる魔力に困っていた。


「おーい、大丈夫?」


「え、あ‥‥‥大丈夫、です」


「あ、そう?で、やる?やらない?」


「‥‥‥何で、自分から?」


「理由?簡単だよ。面白そうだから」


『面白そう』リューラはその言葉に反応した。


多分、リューラもやってみたいとは思っているだろう。


自分の実力を試したい、と。


「‥‥‥シンルス」


「ウォーン」


「‥‥‥わかった。勝負、受ける」