バンテスト魔法書の保持者

「お断りします」


と。


‥‥‥いやね、リオウ。


断るならもうちょっと申し訳なさそうにしようよ。


皆さん、更に固まっちゃったよ?


自覚あるのか?


会長さんなんて笑顔を見せたとき嬉しそうな表情を一瞬したのに、今は固まっちゃってる。


「え、えっと、理由は?」


断られたことに戸惑うイナリシア先輩。


なんとか平静を保って‥‥‥いるかはわからないけど理由を聞く。


リオウはまた笑顔で言い放つ。


「あなたとお茶をする理由がないからです」


な、なんという度胸。


私には真似できない。


ヒューと風が広場を通り過ぎる。


戸惑うイナリシアさんに、後ろにいたイチカ先輩が発言した。


「ねぇリオウ君」


「はい」


「私はイチカ・モスキースよ。リオウ君の隣にいるのは使い魔?」


「はい。聖獣白虎です」


その瞬間、生徒会がピシャーと効果音がなったかと思うほど固まる。


ん?予想してなかったのか?


ハクアくらいのオーラがあるとわかると思うんだけど。


「白虎!?すごいわねぇ!」


イナリシア先輩は目をキラキラさせて言った。


続いてミサ先輩が口を開く。


「白虎ですか‥‥‥凄いのを出しましたね」


「そうだな。流石は我が校のSクラス。Fクラスとは天と地ほどの差だな」


ヤマト先輩が発した言葉に、多分ここにいるF
クラス全員が反応しただろう。