バンテスト魔法書の保持者

「今年は上級の使い魔が多いですね‥‥‥」


ショートヘアのパーマのかかった黄緑色の髪と水色の瞳を持つ女子生徒。

生徒会書記 ミサ・クオリス

1年のころはBクラスの下級貴族出身だったためノーマークだったらしい。

現在Sクラスでクオリス家にとっては希望の星とされている。


「ここってSクラスとFクラスなんだよね?」


イナリシア先輩の隣で周りを見渡している女子生徒。

珍しい桃色の髪と瞳をもつ女子生徒。

生徒会ではないが、学園で有名な風紀委員の副委員長 イチカ・モスキース。

4学年で学園第5位のエリート。

イナリシア先輩のライバルともされている。


「イナリ姉様、生徒会のお仕事は‥‥‥」


「もう1年生が入学して1ヶ月以上もたったのよ?そろそろ落ち着いたわ」


ハンラルトの王族が2人‥‥‥‥


「‥‥‥‥(ギリッ)」


「リューラ」


「!」


強く拳を作っていた手にリオウが優しく触れてくれた。


強張っていた身体から力を抜き、大きく息を吸う。


「大丈夫か?」


「少し、落ち着いた」


「クゥーン『大丈夫?』」


「シンルス、ありがとう」


シンルスが身体をスリ寄せてくる。


心配かけないように一撫でし、もう一度大きく深呼吸をする。


「あ、そうだわ。レイト、同じクラスにリオウ君って子がいるでしょう?」


「いるけど‥‥‥紹介しようか?」


「本当!?じゃあお願い!」


その話に、次はリオウの身体が強張った。


私の手を握っている手に力がこもる。


表情には出ていないが、動揺しているのが分かる。