バンテスト魔法書の保持者

しばらく激しい戦闘を繰り広げられているだろう爆音がたえなかった。


コツコツコツ


広場に靴音が鳴り響く。


そして現れたのは、制服をボロボロしたリオウと美しい虎だった。


「えっと、リオウ、か?」


「はい、ミランダ先生。契約成功しました」


全員が全員、リオウに釘付けになった。


「神獣、いえ、聖獣・白虎です」


シーンと辺りは静まる。


ここにいる約40人が固まる。


まさか白虎を呼び出すとは‥‥‥‥


白虎は聖獣の中でもトップクラスの実力をもつ聖獣。


一部の者からは神獣と呼ばれている。


「リオウ」


「リューラか」


「服、ボロボロ」


「ああ、流石に強かった。本気を出されていたら負けていただろう」


「リオウ殿、こやつは?」


白虎がリオウに問いかける。


うーむ、近くで見るとやっぱり大きい。


シンルスよりも大きいな~


‥‥‥‥モフりたい。


「俺の幼なじみみたいなものだ」


「始めまして。リューラ、です」


「白虎だ。名は‥‥‥ハクアだ」


「よろしく、ハクア」


ハクアの声は警戒の色を見せていた。


モフるのは仲良くなってから‥‥‥


「リューラ、魔狼はどうだ?」


「シンルスって名前つけた」


「シンルス?また随分と意味のある名前をつけたな」