バンテスト魔法書の保持者

「じゃあこれで終了だ。最後の奴が召喚するまでここで待ってろ」


「はい」


返事をすると、私はルシータとランナに手招きされた。


はぁ~これでもう大丈夫。


使い魔召喚は成功だな。


「リューラさん、おめでとうございます」


「ん、ありがとう」


「じゃあ、私とルシータの使い魔を紹介するわね」


あ、やった。


気になってたんだよね。


「ソフィア、おいで!」


ランナが名前を呼ぶ。


隣に現れたのは神秘的な雰囲気を放つ猫。


どこまでも深い青の毛並みに淡い青の瞳。


大きさは普通の猫よりも大きいくらいか。


「クルル、ライコス」


今度はルシータが名前を呼んだ。


現れたのは手の平と同じくらいの大きさのリスと、こちらを睨みつける鷲。


焦げちゃ色の毛並みを持ち、大きな尻尾が特徴的な茶色の瞳のリス。


日光に当てられ、いっそう輝く薄茶色の毛並みに緑の鋭い瞳を持つ大鷲。


三匹とも中級クラス以上はあるかな。


「この子はソフィア。水属性で中上級クラスなのよ。召喚される前は森に住んでたみたい。魔法特性は‥‥‥」


「ストップ」


ランナ、情報を簡単に言うところだった。


「何?」


「ニャーン」


「ランナさん、情報を相手に簡単にあげちゃダメですよぉ。信頼してても、ここは人が多いですから」


「あ、そっか。ソフィア、ごめんね。リューラも止めてくれてありがとう」


「ん」


「フン、これだから素人は困る」