バンテスト魔法書の保持者


「リューラ!お前、大丈夫なのか!?」


ランナとルシータに案内されて、コロシアムの隣にある広場に来た。


広場に入るなり、ミランダ先生がやってくる。


ここは武器を試したり魔法を試したりする場所だそう。


青空が広がり、足場は芝生でなかなか居心地がいい。


ベンチや大きな木が一本ある。


昼寝場所に最適‥‥‥‥


「おい、聞いてるか?」


「聞いてます」


オオウ、コワイデス。


「その、魔狼を使い魔にするのか?」


「はい」


「‥‥‥本当に‥‥‥」


「ミランダ先生、私、返事、しました」


「そ、そうだな‥‥‥」


一度私を襲ったシンルス。


魔狼は凶暴で、特に闇属性が関わってくると正直人間1人の手に負えない。


さらに私はまだ学生で14歳。


ミランダ先生は私のことを心配してくれているのだろう。


だけど、その心配は無用。


シンルスは私が召喚し契約した使い魔。


誰にもそれを否定する権利はない。


「じゃあ、この紙に使い魔の情報を記録してくれ」


「なぜ?」


「なぜってなぁ‥‥‥まぁしかたないか。この学園は学生の管理を徹底的にする規則なんだ。
わかってくれ」


学生の管理を徹底的に、か。


例の学園長が作った決まりだろう。


あんまり情報は書きたくないけど‥‥‥


「‥‥‥シンルス」


『俺、別にいい』


「‥‥‥わかりました」


〔名前〈リューラ〉 クラス〈Fクラス〉

属性〈水〉 契約時の学園順位〈200位〉

使い魔・種類〈魔狼〉 クラス〈上級〉

属性〈闇・水〉 名前〈シンルス〉〕