バンテスト魔法書の保持者

話していると、救護室の前についた。


そこに立つと自動でドアが開き、その中にはデン先生とミミル先生がいた。


「おや、連絡を受けて来てみれば、またあなた達ですか」


「まぁまぁ酷い怪我じゃない!ここに寝かせて頂戴!」


リューラをミミル先生のそばになるベッドに寝かせる。


「じゃあ、やりましょうか!
聖霊よ、その神聖なる力を我に貸したまえ。
癒やしの力を持ちし精霊よ、我は癒やしの力を求めるものなり。
〈ホーリースピリット・ハイヒーリング〉」


ミミル先生がリューラの肩に手を当てる。


そこから力強く暖かい光が広がり、リューラの傷は見る見る内に塞がっていった。


この人は本当にすごい。


回復魔法は高い集中力が必要とされる。


そして使う魔力は攻撃魔法の約2倍。


更に、回復する相手の魔力の流れを細かく肌で感じ、傷を修復するさいに最も必要とされる怪我が治る時のイメージ力。


肌がどう塞がって、血管がどう修復されるか。


医学の知識はもちろん、これら全ての条件を簡単にクリアしてしまっているのだから。


「は~い、完治度は98.6パーセントよ♪」


「そこの使い魔も治してやろう」


デン先生が魔狼に言った。


すると魔狼は態勢を低くして威嚇をする。


「あら、デン先生威嚇されてますよ?」


「な、なぜだ?」


威嚇されたことに余程ショックを受けたのか、
うなだれるデン先生。


「う、ううん?」


そんな中、リューラが目を覚ました。


「リューラ、大丈夫か?」


「ガウッ」


「ん?リオウと、ミミル先生?」


「私もいるぞ」


「デン先生、あと魔狼君」


リューラはベッドから降りると、魔狼を優しく撫でた。


どこも悪いところは無さそうだな。