2人で他愛もない話をしていると、頬に冷たい何かが当たる。
「雪だぁ!!」

私が笑顔で立ち上がると、涼ちゃんが私をまるで子供を見るような目で見た。

「綾、17歳に見えない。」
その涼ちゃんの言葉に苦笑いすると、涼ちゃんが「座って?」と自分の隣を指した。