12月のある日、部活が終わった私はいつものように昇降口まで猛ダッシュする。 体力がない私は、図書室から昇降口まで500m位の距離でも、結構疲れちゃうけど、 「綾、お疲れ様。」 そう言って、素の笑顔で微笑む涼ちゃんを見たら疲れも忘れられる。