自分の惨めさに涙が溢れてくる。
寒さとショックで立ち上がれない。

涼ちゃんと、クリスマス祭を一緒にまわるのがなんでダメなの。
そんな思いが頭を駆け巡る。

「綾!!」
そんな涼ちゃんの声が聞こえた後、身体が急に重くなって、涼ちゃんの声が頭に入らなくなった。